日本組織移植学会 Since : 2001.10.27
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設立趣旨



Japanese Society of Tissue Transplantation


  ご挨拶
 
理事長
木下 茂

京都府立医科大学
感覚器未来医療学
教授
    2019年8月5日より日本組織移植学会の理事長に就任いたしました。本会の理事長は、初代が北村惣一郎氏、二代目が島崎修次氏であり、三代目が小職となります。本学会の果たさねばならない役割はと言いますと、学術的貢献とともに社会的貢献が大きくとりあげられると考えています。その主たるところは「臓器移植に関する法律」のようには法整備がなされていない組織移植を、行政との関わりのなかで、公正公平なそして安心安全な医療として社会に届けることであると考えています。組織移植に関わる組織はといいますと、皮膚、骨、靭帯、心臓弁、血管、膵島、羊膜などになりますが、いずれも同種移植として用いられるものであり、現時点では再生医療のように細胞レベルの加工が施されていないところが特徴でもあります。しかし、組織移植の医療における必要度は高く、数多くの医療現場で組織移植が行われ、またその手術に関わる費用は保険収載されたものであり、組織移植は社会に認められた医療ということになります。
  本学会は2001年に発足し、その設立当時から一貫して、組織移植に関わる医学・医療の進歩、社会への啓発・普及、そして行政との円滑な折衝を目指して行動してまいりました。その結果、この20年間、我が国の組織移植医療の発展に大きく寄与してまいりました。「臓器移植に関する法律」では規定されていない組織移植全般に関わる制度の作成、行政に信頼される組織移植に関わる規定の作成、そして組織移植の医学倫理についても、社会に、行政に、そして関係学会に広く発信してまいりました。その一例は学会認定組織バンクの制定、組織移植認定医制度・組織移植コーディネーター制度の確立、教育研修制度の充実などであります。
  今後は、本会の常設委員会をとおして、組織移植ガイドラインの国際標準化、認定組織バンクのさらなる充実、組織移植コーディネーションのさらなる整備、組織移植認定医とコーディネーターの教育・研修制度の充実、そして本会の法人化などの学会整備を視野に入れています。提供組織を得るために誠心誠意コーディネーションを行う組織バンクコーディネーターと数多くの医療分野の専門医との共同作業により、社会に大きく貢献出来る組織移植医療が行えるように、関係者の叡智を結集して活動する所存です。日本組織移植学会の益々の発展のために皆さまのご支援とご協力を宜しくお願い申し上げます。

2019年8月  理事長 木下 茂


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